全てのデータはスイングロボットを使用して収集。12球の新品のボールを各設定条件下で打ち計測した。天候の差異(風など)の影響を最小限にするため、3球打つごとに、異なる種類のボールの計測に移り、各メーカーのボールについてすべてのテストを4回計測した(3球ごとに交代し、4周テストを行ったので、各メーカーのボールが合計12回打たれたこととなる)。テスト中の全ショットのパフォーマンスデータの計測にはTrackmanとForesightの両方を使用した。
Trackman - キャリーの実際の距離を計測し、モデル値に基づいてランの距離の推定値を算出し、ボールの弾道に関する値をトータルで計測するレーダートラッキングシステム。このデータはボールの弾道をトータルで計測するため、計測時によって異なる風状況による差異が含まれる。当テスト計測時の風はおだやかであり、また計測結果の全体平均値に与える風の影響を最小限に抑えるため、3球ごとにボールの種類を変えてテストを行った。
Foresight - ハイスピードカメラを使用してボールの打ち出し条件を計測し、Foresight独自のボール弾道およびランのモデルに基づいて、弾道、キャリー、ランの距離の推定値を算出するシステム。最初の打ち出し条件に基づいて弾道を予測するため、風による差異はデータには一切含まれない。